【Web関係者必見】総務省動画チャンネルで公開された視覚障害者(全盲・弱視)のウェブページ利用についての動画が非常にわかりやすくて参考になる件

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gorian91
希少難病ブロガー自身の難病から体力的な限界を感じ、時間を自由に活用できるフリーランスの道へ。2016年から法人化。難病当事者の雇われない生き方・働き方を追求しています。

こんにちは、Gorian91(@gorian91)です。

障害者差別解消法、改正障害者雇用促進法が施行されてから3ヶ月が経ちました。

世の中の動きを見ていると、思った通りあんまり変わってないところもあれば、着実に変化が出てきてもいるところもあったり・・・

浸透するのにまだまだ時間がかかりそうだなーと思いながら日々様子を見守っています。

ところで、障害者差別解消法はWebの世界でも配慮が必要だとご存知でしょうか。

仮に視覚障害者から合理的配慮の要求があれば、ウェブアクセシビリティ向上のための対応が必要になることもあります。

と、いっても、視覚障害者がどうやってインターネットを活用しているのかなんて知る術がありませんよね。

そんな方にぜひ見てもらいたい動画がアップロードされていたのでご紹介します。

これを見ると、視覚障害者がどのようにウェブページを閲覧しているのかを知ることができます。

視覚障害者のウェブページ利用方法

視覚障害者は音声読み上げソフトを利用してウェブページを閲覧しています。

ただ、視覚障害者と一言で言っても、全く見えない全盲の方もいれば、視力が多少残っている弱視の方など、色んなパターンがあって、それぞれ活用の仕方が若干異なります。

総務省動画チャンネルで全盲と弱視の方のウェブページ利用方法に関する動画が公開されていたのでご紹介します。

視覚障害者(全盲)のウェブページ利用方法

視覚障害者がウェブページを利用する場合、一般のウェブブラウザと画面読み上げソフト、いわゆるスクリーンリーダーを利用して利用します。

有名なソフトだと、『PC-Talker』『JAWS』『NVDA』『VoiceOver』とかがあります。日本国内だと『PC-Talker』が特に有名です。

全盲の方がウェブページを閲覧するときは、ブラウザでウェブページを開き、画面読み上げソフトで読み上げて情報を得ます。

また、通常のブラウザ以外にも『NetReader』と呼ばれる専用の音声ブラウザがあるので、そちらを利用されている方もいます。

視覚障害者(弱視)のウェブページ利用方法

そして、こちらは弱視の方の活用方法ですね。

話をされている伊敷さんは、右目の視力が0.02、左目は光がわかる程度で、ウェブページを利用するときには、画面拡大ソフトを使って閲覧されています。

彼の場合は、白背景に黒文字だとまぶしすぎて読みづらいため、画面を白黒反転させた上で、画面を拡大して閲覧しているとのこと。

動画を見てもらえるとわかりますが、すごい画面を拡大していますよね。

これだけ拡大すると一度に閲覧できる範囲が狭くなるので画面を移動させながら利用するそうです。それにしてもこれだけ表示範囲が狭いと欲しい情報を探すのは大変そうです。。

最近はスマートフォンやタブレットでも文字と背景色を反転させたり、画面を拡大しながら使えるので、活用する機会も増えているそうです。

例えば、iOSに限って言うと文字と背景色の反転、画面拡大はもちろんですが、音声読み上げ(VoiceOver)が初期搭載されています。

ウェブページにおけるアクセシビリティは日本工業規格(JIS)によって基準が定められている

ちなみに、日本では、高齢者や障害のある人を含む全ての方が、ツールや環境に関係なくウェブサイトを利用できるように、ウェブコンテンツで確保すべきアクセシビリティの基準が、『工業標準化法』に基づいて制定される国家規格『日本工業規格(JIS)』によって定められています。

 

日本では日本工業規格(JIS)により企画されている。2004年6月20日にJIS X 8341-3が公表された。

日本工業規格の情報処理部門が、主に高齢者、障害のある人および一時的な障害のある人に対して、ウェブコンテンツを知覚し、理解し、操作できるようにするためにウェブコンテンツを、制作し検証するために 配慮すべき事項を指針として明示したものである。

JISへの準拠は基本的に任意であるが、工業標準化法の第67条では「国及び地方公共団体は、鉱工業に関する技術上の基準を定めるとき、その買い入れる鉱工業品に関する仕様を定めるとき(中略)日本工業規格を尊重してこれをしなければならない」とあり、尊重義務が発生する。

アクセシビリティ – Wikipediaより引用

全て読もうとするとボリュームあって大変ですが、例えば、かいつまんで言うと、こういうことをしてくださいね、ということが書かれています。

  • label要素でテキストラベルとフォームを関連付ける
  • 画像に適切な代替テキストを設定する
  • h1、h2要素などを用いて見出しを設定する

これはほんの一例ですが、こういう対処方法が、体系的にまとめられています。より詳しい内容を知りたいという方はこちらをどうぞ。

ウェブアクセシビリティ基盤委員会 – JIS X 8341 – 3:2010 解説

専門的な内容でかなりややこしいですが、読んでみると面白いので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

というか、障害者差別解消法の施行で民間事業者における合理的配慮は努力義務となっているので、Web関係者はもちろん、Webサービスを提供している事業者はそろそろチェックしておいた方が良いかと思います。

まとめ

前職で障害者のIT活用に関連するプロジェクトをやっていたので知識としては知っていたんですけど、ブログ運営では全く活かしてなかったんですよね。

プログラミングを学んでブログを運営して、ある程度Webの知識が付いてきたので、そろそろこの辺を意識しながらブログを改善していこうかな。

Macの利用者の方は、VoiceOverとかが標準搭載されているので、割と簡単にWebアクセシビリティをチェックできたりするんですよね。

このブログでもまた取り上げていこうと思っているので、お楽しみに!