ベッカー型筋ジストロフィーの僕が、営業の正社員として働いているときに困った3つのこと

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gorian91
希少難病ブロガー自身の難病から体力的な限界を感じ、時間を自由に活用できるフリーランスの道へ。2016年から法人化。難病当事者の雇われない生き方・働き方を追求しています。

こんにちは、Gorian91(@gorian91)です。

僕は今はフリーランスをしていますが、これまで3つの会社で正社員を経験しました。

しかし、健康な人とは身体が違うので、毎日仕事をしていると、普通は困らないような場面でも、体力的にキツかったり困る場面がよくありました。

僕と同じベッカー型筋ジストロフィーの方、難病で体力的に不安がある方が、正社員として働くときの参考となるように、遺伝性の筋疾患の当事者である僕が正社員として働いているときにあった困ったことを3つご紹介しようと思います。

遅刻しそうでも走ることができない

僕は新卒1年目の初出勤日に遅刻をしました。

初出勤の前日に緊張しまくって眠れなかったんですよね

朝起きたら、すぐに家を出て走らないと間に合わない時間でした。

Gorian91
東京まできて働き始めたのに1日で失職する!!!

本気で焦り、血の気が引いたのを今でも覚えています。

起きてすぐに遅刻しそうだと会社に連絡をし、速攻で準備をして行ったのですが、朝礼に間に合わず怒られて恥をかきました。

時間的に言えば、全力疾走をすれば間に合った時間なのですが、僕は筋ジストロフィーで走れない身体だったので、間に合わないとわかっていても、走ることができませんでした。

自分の歩ける最大限のスピードで歩いたけど間に合わなかった・・・・。

じゃあはよ起きろよって話なんですけど、走れないということは、それだけゆとりをもって準備をしとかないといけないことなんですよね。

Gorian91
1日で失職しなくて良かった!

クライアントの事務所が急な坂の上

坂道めっちゃしんどい!

坂道めっちゃしんどい!

僕は新卒でWeb制作会社に入社して、10ヶ月間営業をしていました。

お客さんのオフィスに行こうとすると、よくあったのが、クライアントの事務所が急な坂の上にあるということ。

勤務先は東京で、IT企業との取引が多かったこともあり、渋谷周辺に行くことが多かったんですけど、渋谷ってすごい坂が多いんですよ。

Gorian91
渋谷は坂多すぎでしょ・・・道元坂とか何なん一体・・・

面会でアポを取ったのは良いけれど、オフィスの場所を調べてみると駅から遠いしものすごい坂の上にある・・・なんてことが日常茶飯事でした。

当時は今よりも身体の筋力があったので、普通の人よりも少し早めに会社を出て移動をしていればなんとか辿りつけていましたが、それでもめっちゃしんどかったです。

筋力が弱った今の身体だと、たどり着けない会社もありそうです。

慢性的な筋肉痛で疲労が蓄積する

営業を初めて最初の頃は、固定のお客さんもいないので、とにかくアポを取ってお客さんのところに足繁く足を運んで営業をしにいっていました。

法人営業ということもあり、「ガンガン飛び込み営業してこい!」みたいな感じではなかったので、営業は営業でも、比較的やりやすい部類の営業でしたが、それでも、移動距離が多い時は10km以上歩いていたんじゃないかと思います。

普通の人なら10kmくらい歩いても筋肉痛にはならないかもしれませんが、僕は階段を登るのも大変なくらい筋力が弱かったのでそれはもう大変でした。

営業をやっていた当時履いていた靴。1年でボロボロになりました。

営業をやっていた当時履いていた靴。1年でボロボロになりました。

これは当時僕が履いていた革靴ですが、1年でボロボロになりました。

連日外出が続けば、翌日は筋肉痛になるし、スーツで革靴だから靴ずれになって足が痛い。だからといって外に出ないわけにもいきません。

最終的に疲労が続いてストレスがたまり、こりゃもう無理だと思ってやめました。

まとめ

難病の人が普通の人と同じように働くことは簡単ではありません。

特に僕が新卒1年目で経験した営業などの外出が多い職種の場合は、どうしても移動時間が長くなり、体力的に不利にもなりますから、筋疾患の当事者がこのような職種で働くことは大変だと思います。

ただ、足を使って面会回数を増やして成果につなげるプッシュ営業をしなくても、ブログやSNSを活用すれば、プル営業だってできるし、必ずしも、たくさん外出しなくても売上を上げることはできますので、決して無理ではありません。

結局のところ、自分ができること、できないこと、得意なこと、苦手なことを理解して、自分なりの戦い方を見つけていかないとダメなんでしょうね。