隠しごとがあると精神がすり減るだけなので、難病は採用前の面接で伝えておくべきだと思う。

The following two tabs change content below.
gorian91
希少難病ブロガー自身の難病から体力的な限界を感じ、時間を自由に活用できるフリーランスの道へ。2016年から法人化。難病当事者の雇われない生き方・働き方を追求しています。

難病の当事者が企業で働こうとするときに、必ず悩むのが、難病を会社に伝えるかどうかということ。

自分の体のことを考えれば、会社に病気のことを伝えた方が良いけれど、伝えてしまうと、それを理由に採用面接に落ちてしまうかもしれないしどうしよう・・・と悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。

実際に僕も最初は悩みました。

でも、何度か転職をするうちに「長く会社で働きたいのなら、病気のことは採用面接の段階で伝えるべき」という結論に至りました。

長く働きたいなら、病気のことは採用面接の段階で伝えるべき

隠しごとがあると精神的に消耗する!

隠しごとがあると 精神的に消耗する!

病気を伝えることによって、心ない言葉を投げかけられるかもしれないですし、面接で落とされてしまうかもしれません。

それでも、病気のことは事前に伝えるべきです。

【理由1】体調不良による欠勤の評価が大きく変わる

例えば、病気のことを事前に伝えているかどうかで、体調不良による欠勤の評価が大きく変わるというのも、伝えるべき理由のひとつです。

どういうことかというと、仮に病気のことを事前に伝えていない状態で、自身の難病で体調を崩して欠勤してしまったとします。

すると、会社側は欠勤したことによる社員の評価について、「自己管理ができていないから、体調を崩して欠勤した」となります。

難病の方は体調が不安定であることが多いです。

特に定期的な通院と薬の服用が必要な病気の場合は、どれだけ自己管理を徹底して規則正しい生活を送っていても、突発的に体調不良が起こることがあります。

でも、たとえ突発的な体調不良でも、病気のことを事前に伝えていなければ、会社側からすると、病気のことを知らないわけなので、自己管理ができていないという評価になってしまうんですよね。

これってすごい怖いことで、自分のコントロールできない部分で、会社での評価を下げるリスクを抱えることになります。

会社での評価が下がれば、立場だけでなく給料にも影響するので、慎重に考えておきたいところです。

【理由2】病気に理解のない会社を避けることができる

また、事前に病気を伝えておくことで、病気の理解のない会社を避けることもできます。

せっかく面接まで行ったのに、難病のことを伝えた結果、採用されなかったときは、ガッカリしてしまう方は多いはず。

でも、よく考えてみてください。

難病であることを伝えただけで採用を断るような会社は、そもそも、難病について関心を持っていないどころか、社員の病気や健康に配慮をしていない会社である可能性が高いともいえます。

改正障害者雇用促進法によって障害(難病も含む)を理由とした差別は禁止されているので、表向きには、病気を理由に断る会社はほとんどないので真意はわかりません。

病気のことを伝えることによって、病気に理解のない会社を避けることができたと考えれば、とてもラッキーだし、精神的にダメージを受けなくて済みます。

むしろ、病気に理解のない会社に就職できてもあとで苦労するだけですからね。

病気を事前に伝えることがフィルター的な役割を果たしてくれるので、そういう意味においても、事前に伝える方が良いでしょう。

嘘をついていると、精神衛生的にも良くないし消耗する

以上のことから、難病は採用面接の段階で伝えるべきだと考えています。

僕は新卒のとき、病気の症状が今よりもまだ軽症だったこともあり、病気を隠して就職をしました。

人より体が弱い程度のことは伝えていました。

でも、周囲に隠しごとをしながら働いていると、思っている以上に精神的に疲れます。

何より嘘をついているという後ろめたさがあるし、かといって、会社の誰かに話をすることもできません。

働く期間が長くなればなるほど、居心地が悪くなって消耗していきました。

それに加えて、新卒1年目で仕事もなかなか上手くいかなかったことで悩みが重なり、最終的に10ヶ月で退職する結果になってしまいました。

難病だけが退職の原因ではないんですけど、無理をして働いても、長続きしないことは確かです。

もし難病のことを就職前に伝えるべきかどうか悩んでいるのなら、勇気を持って病気のことを伝えて欲しいと思う次第です。