【検証】バニラエア航空を足腰の弱い人が利用したらどうなるか?

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gorian91
希少難病ブロガー自身の難病から体力的な限界を感じ、時間を自由に活用できるフリーランスの道へ。2016年から法人化。難病当事者の雇われない生き方・働き方を追求しています。

こんにちは、Gorian91(@gorian91)です。

皆さんはこのニュースを覚えているでしょうか。

車椅子の方をタラップで這い上がらせたとして、話題となったバニラエア航空。

今年の6月頃に大きくニュースで取り上げられ、最終的にバニラエア航空は謝罪、車椅子でも搭乗できる設備が導入されることになりました。

車椅子ユーザーにとっては、事前連絡をしても搭乗拒否されることがなくなり、結果的に良い方向にサービスが改善されました。

個人的には、既に和解したことですし、双方に非と理があると考えているので、どっちが良いだの悪いだのと言うつもりはありません。

ただ、一連のニュースを追って気になってはいたものの、実際にバニラエア航空を使ったことがなかったんですよね。

ちょうど先週は東京に行く用事があったので、バニラエア航空を使ってみました。

足腰が弱い人が格安航空バニラエアを利用したらどうなるのか?

実際にサービスを利用してみた感想を書いてみたいと思います。

バニラエア航空で関西国際空港⇔成田空港へ

今回は東京に行くために「関西国際空港⇔成田空港」の移動をバニラエア航空を使って移動してみます。

ちなみに、僕のスペックはこんな感じです。

  • 荷物を持った状態で自力で歩行できる
  • 階段は1段ずつゆっくりであれば登れる
  • 荷物があると階段登るのは時間がかかる

自力歩行はできるけど、歩くのは時間がかかるのと、階段を登る場合は1段ずつゆっくりじゃないと登れない状態。

体力的には、足腰の弱い高齢者と思ってもらえればわかりやすいです。

バニラエア航空の公式サイトによると、事前連絡が必要なのは、車椅子の方やサポートが必要な方だそうなので、事前連絡はせずに利用してみます。

関西国際空港から成田空港へ

行きは関西国際空港から成田空港へ。

関西国際空港から成田空港へ

関西国際空港から成田空港へ

事前に集めた情報によると、格安航空で飛行機に搭乗するときは、搭乗口が遠くて長距離を歩かされることがあると聞いていたので、「どのくらい歩くんだろう…」と不安だったのですが、関西国際空港の搭乗口は他の航空会社と同じでほとんど歩く必要がありませんでした。

 

ショウゴ
あれ、聞いてた話と違う…普通に搭乗できるやん

 

階段や坂道に登る必要もなく普通に搭乗できました。

ブログ的には何かしら起こってくれた方がありがたいのですが、特に問題もなく空の旅を満喫することができました。

成田空港第三ターミナルは、足腰が弱い人にはちょっと大変

関西国際空港を出発して、着陸は成田空港の第三ターミナル。

成田空港は、第一、第二、第三ターミナルがあり、この第三ターミナルは、2015年の4月に新しくできたLCCグループ専用のターミナルとなっています。

で、実際に利用してみてわかったのですが、この成田空港第三ターミナルというのが曲者で、足腰が弱い人にはしんどい作りになっていました。

というのも、行きは階段を使わずに飛行機に乗れましたが、降りるときは階段。

そして、降りてからは15分くらい歩きます。

歩行速度が遅いので普通の方なら5分〜10分くらいの距離

ターミナルの中心部についたときにはもう既に息切れ状態。

足腰弱い人にはちょっと辛いですね。

でもって第三ターミナルから電車に乗ろうと思っても、隣にある第二ターミナルまで一旦移動し、そこから乗らないといけないのでこれまた辛い。

徒歩だと500メートルくらい。

ただ、ターミナル間の移動は無料のシャトルバスが出ているのでそっちを利用した方が断然楽ですね。

僕はどのくらいの距離があるんだろうと思って検証するために歩いたんですが、後で猛烈に後悔しました。

関西国際空港から成田空港の移動まとめ

関西国際空港から成田空港への移動は、サービス的には満足だったのですが、降りるときには階段があったり、長距離を歩かないといけなかったりで、足腰が弱い人にとっては物理的な障害が多くてしんどかったです。

空港内の移動だけで筋肉痛になりそうなレベル。

どこかしらに階段やら坂道やらがあるので、車椅子の方が利用する場合は介助者がいないと搭乗は困難ですね。

これだけの物理的障害がある移動を、事前連絡なしで乗ろうとした木島さんはある意味すげーな…と思いました。

成田空港から搭乗し、関西国際空港へ

次は帰りの便についてです。

帰りは、成田空港第三ターミナルから関西国際空港へ。

行きと同様にチケットを発券し、荷物検査を抜けて搭乗口へ。

ここまでは何も問題なかったのですが、問題はその先にありました。

というのも飛行機に搭乗をするまでの間に物理的障害がめっちゃあるんです。

搭乗口は離陸の20分前に通ることができるのですが、搭乗口から飛行機に乗るまでの移動が面倒です。

流れとしては、

  1. 搭乗口を進んで階段を降りる
  2. 階段を降りたらバスに乗車
  3. バスから降りる
  4. タラップで搭乗

という4つのステップ。

車椅子の方ならわかると思いますが、車椅子のままバスに乗るのってかなり手間がかかるんですよね。

それに加えて階段の昇り降りが2回あるわけですから、仮に昇降機を使ったとしても20分で移動するのはちょっと厳しいです。

 

ショウゴ
車椅子で乗るなら事前に連絡しておかないと、迷惑かかるわ…

 

バニラエア航空は、サービスが改善される前までは車椅子の方に事前連絡してもらった上で搭乗をお断りしていたそうですが、断る理由もわからなくはないです。

これだけ物理的な障害があったら、車椅子の方をひとり移動させるのにコストもかかりますし、何より時間的な制約で対応が厳しいのかなと感じました。

バスを降りて飛行機に搭乗するときの様子

バスを降りて飛行機に搭乗するときの様子

上の写真はバスを降りてからタラップを登るときの様子ですが、人の流れが結構あるので、サポートしてもらいながら乗るってのもなかなか厳しそうです。

僕は階段を登るのに時間がかかるので、結局、最後に搭乗しました。

今のバニラエアでは、車椅子の方も搭乗できますが、「現場のスタッフは大変だろうな…」と思います。

車椅子ユーザーの方は搭乗するときは必ず航空会社に事前連絡を入れましょう。

そうしないと間違いなくスタッフさんに迷惑がかかりますし、そうすることが利用する側のマナーではないでしょうか。

成田空港から関西国際空港の移動まとめ

関西国際空港についてからは、階段もなく普通に降りることができたので、移動が大変だったのは、成田空港で飛行機に搭乗する時だけでした。

もしかすると、発着する空港によって物理的な障害の有無が変わってくるのかもしれないですね。

関西国際空港は国内でも大きな空港なので、比較的設備が整っていたのかもしれません。

まとめ

実際にバニラエア航空を利用して思ったのは、車椅子の方や足腰の弱い方が使うにはまだまだ快適とは言えないということ。

今後も車椅子の利用者さんの声を元にサービスは改善されていくでしょうし、事前連絡をすればスタッフの方にサポートしてもらえるので、問題なく搭乗することはできます。

ただ、ハード面のバリアフリー環境は完璧ではないので、普通の便に乗るよりも時間も手間も体力も使います。

もし僕が車椅子ユーザーだったら、バニラエア航空は使わずに他の航空会社を使いそう。

だってその方が楽だから。

移動のコストを下げたいときは使うかもしれませんが、そうでもない限りは利用しないかな。

ともあれ、実際にサービスを利用してみると、バニラエア航空の一連のニュースを追っているだけでは見えなかった事実が見えたので、良い勉強になりました。

また遠出をする機会があったら、他の格安航空も利用してみようかな。