ロゴやWEBサイトを新しく作りたい。でも、なかなかお金はかけられない。そんな時にありがたいのが、クラウドソーシング。ロゴの作成やWEBサイトの作成、その他、細かいタスクなど、様々な仕事を低価格で依頼できるというスグレモノ。クラウドソーシングといえば、ランサーズとクラウドワークスが有名ですが、どっちが使い勝手良いのかわからなかったので、比較してみました。
■そもそもクラウドソーシングってなんぞや?
クラウドソーシングとは、インターネットを利用して不特定多数の人に業務の発注したり、受注者の募集を行うことを指します。詳しくはコチラ。
クラウドソーシングとは 【 crowd sourcing 】 – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
要はインターネットを介して外注するってことですね。通常、営業してから仕事を取ってくるわけですが、クラウドソーシングのサービスを利用すると、依頼を受ける側からすれば、営業をしなくても良く、更に好きな時間に働くことができます。また、インターネットを介してなので、打ち合わせの交通費もかからず、地方でも働くことができるようになります。
日本では、「ランサーズ」と「クラウドワークス」の2つのクラウドソーシングのサービス利用者が圧倒的多数なので、今回はこの2つを比較してみようと思います。
【サービスの比較表】
システム利用料、振込手数料は両サービス全く同じ
細かく2つのサービスを比較しようと思い、よくよく調べていくと、細かい仕様がめっちゃ似ていることがわかりました。システム利用料は、〜10万は20%、10万円〜20万円で10%、20万円〜は5%(いずれも受取人側が支払)で同じ、振込手数料も同じ金額となっています。ただし、キャンセル料金は微妙に違うようで、下記の通りとなっています。
【キャンセル料金】
クラウドワークス
- 提案件数が5件未満:保証料の20%
- 提案件数が5-10件:保証料の35%
- 提案件数が10件以上:保証料の50%
ランサーズ
- 提案件数が1-4件:依頼金額の20%
- 提案件数が5-9件:依頼金額の30%
- 提案件数が10-14件:依頼金額の40%
- 提案件数が15件以上:依頼金額の50%
ランサーズはコンペに強い?
コンペ形式にすると、たくさん提案を頂くわけですが、その提案の中に気に入った案があるとは限りません。ですので、キャンセルをするケースもあります。ランサーズにしておくと、提案件数が10-14件の場合において、キャンセル料金が依頼金額の40%となっているため、クラウドワークスに比べるとコンペ形式は少しだけオトクであると言えます。
その他にも、ランサーズはクラウドワークスよりも4年早い2008年にサービスがスタートしているので、依頼総額にクライアント数、そして仕事を受ける登録者数はランサーズの方が多いと予測されます(公式に数値が出ていないので推測)。つまり、提案数がものを言うコンペ形式を選択するのであれば、ランサーズの方が良いといえるでしょう。
ただ、案件を受ける側が多い一方で、クライアント数も同様に多いので、魅力のない案件(価格の安い案件)については、他に埋もれてしまう可能性があります。提案してもらう側にも魅力的に見せる工夫が必要とも言えますね。
クラウドワークスは、細かいタスクが依頼しやすい
クラウドワークスは、依頼件数や登録者数が公開されていないため、どれくらいの案件が動いているのか少し見えづらいですが、依頼金額が195.5億円となっているので、ランサーズのおよそ半分くらいの規模感でしょうか。
そんなクラウドワークスの一番の特徴は、なんといっても細かいタスクを依頼しやすいところにあると思います。こちらがクラウドワークスで依頼可能なお仕事のジャンル一覧となっています。
ものすごい細かくジャンル分けされてあります。マネー、ライフプランなんてのもあります。ほんとに何でもありですね。ランサーズに比べてアクティブなユーザーが若干少ない印象ですが、こうした細かいタスクが結構アクティブに依頼されていたりします。
私もためしに記事の執筆を依頼してみましたが、すぐに提案が来て、依頼してから30分程度で契約となりました。もちろん、あからさまに安すぎる設定、説明の不十分な魅力のない案件については、契約が成立してないことも結構あるので他の案件で提案がたくさん来ているものを参考にしてみると良いでしょう。
以上、クラウドワークスとランサーズの比較でした。低コストで依頼ができる分、依頼する側がきっちり依頼しなければ、契約は成立しませんし、良いものを作るなんてことは絶対にできません。これからクラウドソーシングを利用する方の参考になれば幸いです。