こんにちは、ショウゴ(@gorian91)です。
YouTubeで人気のゲーム実況は、誰でも手軽に始めることができるようになったので、動画を配信している方が増えてきました。
でも、手軽に始めることができるといっても、実際にやろうと思ったら「どんな機材やソフトが必要なのか?」「どのくらいお金がかかるのかな?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
最初は機材選びなどで悩んでしまいがちなので、今回はゲーム実況を始めるのに必要な機材とソフトについてまとめてみました。
ゲーム実況動画の録画に必要な機材
ゲーム実況動画の作成に必要な機材は、ゲーム機本体の他に大きく3つあります。
ゲームの映像をPCに表示させるためのキャプチャーボード、表示したゲームの映像を録画・編集するためのPCに、自分の音声を入力するためのマイクです。
- キャプチャーボード(ゲームの映像をPCで録画させるためのもの)
- PC(録画・編集用でそれなりにスペックの良いもの)
- マイク(マイクがついてれば何でもOKですが、ゲーミングヘッドセットの方が使いやすい)
ゲーム実況をするためには、キャプチャーボードと呼ばれる機器と通してゲームの映像と音声をPCに表示させ、それをPC側で録画し、自分の声を入れて動画にして配信する、という流れになります。
また、PS4やXbox Oneなどのように、ゲーム機によっては、映像の録画・編集機能が搭載されているゲーム機もあるので、キャプチャーボードやPCがなくても録画したり配信したりできる場合もあります。
メジャーなゲーム機に関しては、PS4、Xbox Oneあたりは配信機能がついているようです。
- PS4:録画・編集機能あり(キャプチャーボードなしでも配信可)
- Xbox One:録画・編集機能あり(キャプチャーボードなしでも配信可)
- Nintendo Switch:30秒の録画機能あり(30秒以上の動画を録画する場合、キャプチャーボードが必要)
※PC版マインクラフトなど、PCゲームを録画する場合は、キャプチャーボードがなくても動画の撮影が可能です。
※ゲーム機本体の録画・編集機能は使い勝手はそれほど良くないので、キャプチャーボードがあったほうが便利です。
キャプチャーボード
キャプチャーボードはゲームの映像や音声をPCに表示させるための周辺機器のこと。
ゲーム機本体に録画機能がない場合は、キャプチャーボードが必須です。
色んなキャプチャーボードがありますが、値段は1.5万円〜3万円くらいです。
これから始める方におすすめなのは以下の機種です。
AverMediaのやつはWindows PCを利用されている方向けなので、Macの方はElgatoのやつがおすすめです。
PC(Window・Macのどちらでも可)
次に映像を録画・編集するために必要なPCです。
WindowsでもMacでもどちらでも配信できますが、MacはWindowsに比べて機材やソフトの選択の幅が狭いので、本格的にゲーム実況をするのであれば、Windowsの方が良いです。
そして、ゲーム実況をするときのPC選びで気をつけないといけないのが、PCの処理能力です。
主に見るべきポイントは、CPUとメモリですね。
利用するキャプチャーボードにもよりますが、基本的にゲームの録画はPCにかなり負担がかかるので、それなりにCPUが良くないとまともに録画できません。
映像がカクカクしたり、重くて録画ソフトが落ちてしまったりすることも。
キャプチャーボードの商品紹介ページには、録画に必要なPCのスペックが書かれているので、そこを見ながら自分のPCでも使えるかどうか判断するようにしましょう。
例えば、アバーメディアのキャプチャーボード「AVT-C878」の場合、動作に必要なスペックはこうなっています。
CPU | 2.8GHz クアッドコアIntel® Core™ i5プロセッサ同等以上 |
メインメモリ | 8GB RAM以上(12GB RAMもしくはそれ以上推奨) |
上記のキャプチャーボードは、ソフトウェアエンコード方式で、PCに負担がかかるため、求められるCPUの処理能力は結構高め。
ハードウェアエンコード方式というタイプを選べば、もうちょっとCPUの処理能力が低くても使えます。
マイク
ゲームの動画に合わせて自分の音声を入れるためのマイクも必要です。
マイクが内蔵されているPCであれば、そのままでも音声入力できますが、PCに内蔵されているマイクは機械の音を拾ったりしてノイズが入りやすいため、あまりおすすめしません。
「安いものでも良いから配信環境を整えたい!」という方には、こういったヘッドセットを使うのも良いですね。
ゲーム機本体とスマートフォンなどのチャット機器に接続して同時に音声を出力する事ができます。
要するに、ゲーム音声を聞きながらスマホでボイチャしながらゲームできるということですね。
最近はDiscordなどでボイスチャットをしながらゲームをされる方も多いと思いますが、こちらのヘッドセットを使えば、その環境が安く簡単に手に入ります。
ゲーム実況動画の撮影、編集、配信に使えるソフト
機材の準備ができたら、撮影、編集して配信を行います。
ゲーム実況動画を作成するときに必要となるソフトは、録画・配信ソフトと動画編集ソフトの大きく2つ。
PCの環境やどこまで編集したいかによっても変わってくるので、よく使われるソフトをご紹介しようと思います。
RECentral(Windowsのみ)
「RECentral 」はアバーメディア製のキャプチャーボードを購入すると付属しているゲームの録画・配信ソフトです。
動画の録画、ライブ配信、動画共有を簡単にできるので、アバーメディアのキャプチャーボードを購入した場合は、基本このソフトを使うのがおすすめです。
ただ、注意点としては、対応OSがWindowsのみでMac環境の方は使えないのと、動画編集ソフトではないため、カット編集などの簡単な編集しかできません。
動画の編集にこだわりたいという方は、動画の編集は別のソフトを使う必要があります。
Game Capture(Windows /Mac両対応)
「Game Capture」はElgatoのキャプチャーボードを購入すると付属しているゲームの録画・配信ソフトです。
こちらはWindowsとMacの両OSに対応しています。
Elgatoのキャプチャーボードを購入した場合はこのソフトを使うのがおすすめ。
ただ、RECentralと同様に簡単な動画編集はできるものの、基本は録画・配信のソフトなので、高度な編集には不向きです。
編集にこだわりたい場合は、編集用のソフトを使いましょう。
Premiere Pro CC(Windows /Mac両対応)
「Premiere Pro CC」はAdobeの動画編集ソフトです。
先程紹介した2つのソフトは、録画・配信ソフトですが、こちらは動画編集ソフトですね。
Windows、Macの両OSに対応しています。
Adobe Creative Cloudに申し込むことで、月額4,980円で利用することができる有料のソフト。
録画や配信はできませんが、映像制作のプロも使っている動画編集ソフトなので、高度な動画の編集が可能になっています。
動画の編集にこだわりたい人は必須ですね。
iMovie(Macのみ)
「iMovie」はMacに標準搭載されている無料の動画編集ソフトです。
動画編集ソフトなので、動画の撮影や配信はできません。
無料なので多機能とは言い難いですが、動画をカット編集したり、BGMを入れたり、動画の編集をするのに必要な機能は一通り揃っています。
多機能ではない分、シンプルで使いやすいので、Mac環境で初めて動画編集をするという方におすすめ。
Final Cut Pro X(Macのみ)
「Final Cut Pro X」は有料の動画編集ソフトです。
iMovieの上位互換みたいなソフトでこちらは有料、お値段は3万円ちょっとになります。
iMovieと操作性が似ているので、iMovieを使っていたけど、もっと編集にこだわりたい、より高度な編集をやりたいと思ったら手を出す感じですね。
30日間の無料体験がついているので、試しに使ってみるのもあり。
Premiere Pro CCと同じく、映像制作のプロも使うようなソフトなので、やりたいと思ったことは大体できるくらい多機能です。
まとめ
今回はゲーム実況の大まかな流れと実況を始めるために必要な機材やソフトについてご紹介しました。
必要な機材といっても、お金がかかるのはゲーム機とパソコンとキャプチャーボードくらいなので、思っている以上に手軽で簡単に始めることができます。
ゲーム実況をやってみようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。