こんにちは、Gorian91(@gorian91)です。
昨日は、難病の当事者が企業で長く働くためには、採用前に病気のことを伝えておくべきという記事を書いたのですが、この記事がよく読まれていたようなので、今回はその続きとして、難病の当事者が企業の採用面接を突破するために抑えておくべきポイントについてまとめてみました。
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採用面接を通るために抑えておくべき2つのポイント
難病の当事者が、採用面接を突破するために抑えておきたいポイントは大きく2つあります。
ここを抑えておけば、随分結果が変わってくるので、ぜひ参考にしてみてください。
[aside]今回ご紹介するポイントは、僕がフリーランスになる前に、就職・転職活動で意識して行っていたことです。
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【ポイント1】難病を引き合いに出して「できること」をアピールする
採用面接で病気のことを伝えるときに大切なことは、難病を引き合いに出して「できること」をアピールするということ。
企業の採用面接で難病を伝えるときのポイントは、難病をダシにして自己PRするということ。病気のことを伝えようとすると「配慮が必要なこと」や「できないこと」を話してしまいがちなんだけど、それじゃダメで、難病をダシにして自己PRして、その中で自分が「貢献できること」を伝えることが大切。
— ショウゴ (@gorian91) 2016年10月23日
病気のことを話そうとすると、「配慮が必要なこと」や「できないこと」など、病気によって引き起こるネガティブなことを伝えてしまいがちです。
でも、できないことを伝えるだけだと、余計に不安にさせてしまい、面接で落とされてしまうことにもなりかねません。
なので、病気のことを伝えるときには、「できないこと」を伝えるのではなくて、難病を上手く引き合いに出して、自分の強みをアピールすることが大切です。
難病を自己PRするための手段として活用するわけです。
【ポイント2】難病に対する採用側の不安を解消する
もうひとつ大切なポイントは、難病に対する採用側の不安を解消することです。
難病を宣告されたときに本人が絶望してしまうのと同じように、企業からすると採用するために時間を取って面接した人が難病だったらビックリするだろうし不安にもなると思う。だからこそ、当事者は不安を解消するために病気のことをキチッと伝えるべきなんだよね。
— ショウゴ (@gorian91) 2016年10月23日
企業にとって人材の採用は、大きな投資。
しかも、健康な方を採用するならともかく、難病の方を採用することになれば、不安になることは想像に難くありません。
この人を採用しても「この人は病気でもちゃんと仕事ができるのかな?」「急に仕事を休んだりしないかな?」と不安になってしまうのも仕方のないことなんです。
なので、難病の当事者は、採用面接のときに病気に対する不安を解消する必要があるんですよね。
最低限下記のことは説明できるように準備しておかないと話にならないので準備しておきましょう。
- どのような病気でどういった症状があるのか。
- 仕事では何ができて何ができないのか。
- どういう時にどこまでの配慮が必要なのか。
僕のような軽度の筋疾患の場合は、特別な配慮は必要なかったのでそこまで病気について話をすることはなかったのですが、特別な配慮が必要となる病気の場合は、企業側と納得いくまで話をされた方が安心です。
給料に見合った価値提供ができるかどうかが大事
結局、企業が労働者に求めていることは、すごくシンプルで、給料に見合った仕事をしてくれるのかどうかです。
会社によって求められるスキルも違えば、採用基準は全く異なりますし、仕事の向き不向きやその人の性格や人柄、ぱっと見の第一印象もあるので、一概にそれだけで判断されるわけではありませんが、最終的にはそこなんですよね。
また、面接は人と人とのコミュニケーションなので、限られた時間の中で、どれだけ自分が会社にとって有益な人材なのかをアピールできるが重要。
もし難病が原因で採用面接になかなか通らないと感じている方がいたら、それはもしかすると、自分のアピール不足か、もしくは、企業側の不安を解消できていないだけかもしれません。
- 難病を引き合いに出して「できること」をアピールする
- 難病に対する採用側の不安を解消する
この2点を意識してみてみると、面接に通りやすくなるかもしれませんよ。