スキルというものは、自分で主体的に学んで情報をインプットして、自分なりにアウトプットして、それを繰り返すことによって身についていきます。
しかし、スキルを身につけるだけでは意味がなく、身につけたスキルを実践で使い、磨いていくことで初めて役に立ちます。
スキルを磨いていくために最も効率の良い方法は、人に教えることです。
「理解をすること」と「教えること」は全くの別物
ブログ初心者の方向けに、ブログの運営方法をレクチャーさせていただいているのですが、自分で理解できていると思っていたことでも、いざ、相手に説明しようとすると、考えがまとまらずに説明に悩むことがよくあります。
「理解をすること」と「教えること」は全くの別物なんですよね。
誰かに何かを教えるときには、
「相手がどのくらいの知識を持っているのか?」
「どこまで噛み砕いて説明するべきか?」
「専門用語は使いすぎてないか?」
「相手のわからないことを放置してないか?」
「どういう伝え方をすれば、納得してくれるか?」
など、様々なことを考慮する必要があります。
自分にとっては当たり前のことであっても、相手にとっては初めてのことかもしれないですし、知識や経験も自分とは全く違います。
その都度、相手に応じて考えないといけないんですよね。
人間というのは、納得しないと行動できない生き物なので、「こうすれば解決する」という答えを目の前に提示したとしても、理解できなかったり納得できてなかったりすると行動してくれません。
人に教えることは、物事の理解を深める最も効率の良い方法
人に教えることは考えることも多く、難しいのですが、物事の理解を深めるためには、最も効率の良い方法なんですよね。
何かを人に教えるためには、まずは自分が教えようと思っている物事について深く理解をする必要があります。
単に知っているだけではなく、本質的に理解をしていなければなりません。
そして、理解をしているだけではなく、「物事のどこをどうやって伝えるか?」という部分まで考えないといけません。
例えば、ブログであれば、ブログの作り方など技術的な部分なのか、ブログの楽しさを伝えるのか、あるいは、記事の書き方なのか、記事のアイデアの見つけ方なのか、もしくは、もっと大局的なブログ運営の戦略の部分なのか、ブログと一言で言っても、色んな項目があります。
人に教えることで知識は深まる
教えたい物事を理解して、物事の何を教えるのかを考える。
その上で、それをどうやって伝えるのかを考慮して噛み砕いて、初めて教えることができるんですよね。
この工程を繰り返すことによって、知識は深まっていきます。
人に何かを教えるのは非常に難しいことです。
でも、難しいからこそ、しっかりと頭を使って考えることができるので知識が深まるんですよね。
まとめ
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コンサルティングで人に何かを教える機会が増えてきたので、教えることについて思っていることを書いてみました。
自分にとって当たり前のことを、相手に理解できるように説明するのは難しいものです。
でも、難しいからこそ、本気で頭を使って考えるし、考えて、考えて、考えた分だけ、新しい発見もあります。
人に教えることによって、自分の持っているスキルが磨かれていきます。
もし何か自分で磨きたいスキルがあるのなら、人に教えることにチャレンジしてみると良いかもしれません。
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