こんにちは、Gorian91(@gorian91)です。
先日、アップルストア銀座で開催された「iOSで楽しむスマートライフ」なるイベントで、「HomeKit」に対応したスマートLED照明「Philips Hue」の最新モデルが発表、日本で発売が開始されました。
「HomeKit」は、iOSのデバイスを使って、自宅にある様々な製品に接続し、コントロールする仕組みのことで、「スマートLED照明」は、スマホ・タブレットで操作できる電球のこと。
今回発売された「スマートLED照明」「Philip Hue」を使えば、スマホ・タブレットからWi-Fiを経由して、照明の明るさや色を変えることができるようになります。
人間は照明の明るさやカラーによって心理状態が大きく変化するようで、照明を変えることで集中しやすい環境を作れたり、夜に寝つきやすくしたりすることができるそうです。
「生活リズムが崩れやすくて集中力が続かない自分にピッタリや!!!」と思って購入し、早速、使ってみたらすごい良かったので、紹介しようと思います。
スマートLED照明「Philip Hue」最新モデルって実際どうなの?
百聞は一見にしかず。実際に使ってみたので、まずはこちらの動画を見て欲しい。
今回の最新モデルの一番の特徴は、これまでは非対応だったSiriでの操作に対応しているという点。
本当にSiriで操作できるんかいな?と半信半疑だったんですが、自宅の寝室で試してみたらめっちゃ簡単にできました。
照明のオンオフはもちろん、照明の色や強さを変えることもできます。
こちらは、スマホのアプリを使って色を変えているのですが、すごいスムーズに色が変わります。
例えば、朝の目覚めを良くしたいときには、寒色系の色に、本を読んでのんびり落ち着きたいときは、暖色系に変えたりできるわけですね。
アラームを設定して、朝起きる時間に合わせて照明をつけることもできるので、目覚めを良くしたい方にもおすすめ。
さて、今回発売されたのは、「Philips Hueスターターセット V2」(26,800円)、「Philips Hue シングルランプ(800lm)」(7,400円)、「Philips Hue ブリッジ」(7,400円)の3種類。
スターターセットは、照明をコントロールするための「Philips Hue ブリッジ」と「Philisp Hue シングルランプ」が3つ梱包されたセットで、照明を3個以上使う場合はこちらを買うと2,800円お得です。
どうせ消耗品でシングルランプは予備で持ってて損はないので、僕は、「Philips Hueスターターセット V2」(26,800円)を購入しました。
ここからは使い方と初期設定について解説していきます。
「Philips Hue」の初期設定と使い方
配送用のダンボールから出してみると、すげー大きい箱が出てきました。思っている以上に大きいです。近くにあったiPad Air2と比べてみても一目瞭然。中を開けると電球とブリッジが入っています。
「Philips Hueスターターセット V2」(26,800円)の仕様・同梱品
- 電圧:100V
- 消費電力:8.5W
- ランプの種類:LED
- 明るさ:600lm
- ランプ:E26口金
- 寿命:15,000時間(約1年8ヶ月)
- 再現色1,600万色以上
- ブリッジ1つあたり50個のランプを制御可能
- iOS対応状況:iPhone3G以降、iPad 2nd Gen以降、iPod touch 4th Gen以降
- 同梱品:ランプ×3個、Hueブリッジ×1個、電源アダプタ×1個、LANケーブル(50cm)×1個、取扱説明書・保証書×1個
ランプはE26口金なのでかなり大きめ、寿命は15,000時間なので、単純計算すると使いっぱなしでも約1年8ヶ月の間もつ計算になります。
注意点としては、ブリッジ(照明をコントロールする本体)と電球は入っているものの、照明自体は同梱されていないので、電球の仕様に合った照明を選ぶ必要があります。
特にこだわりがないよ!って方は、近くのホームセンターで売っている照明で十分です。
僕はこだわりが特になかったので、できるだけシンプルな照明を購入しました。
移動させやすいように、「CLIP LIGHT(クリップライト)」(1,545円)と、寝室用のシンプルな照明「テーブルスタンド ホワイト」(2,800円)です。
ちなみに、「テーブルスタンド ホワイト」は、電球をつけると収まりきらずにはみ出してブサイクになるので個人的にはおすすめしませんw
「スターターセット」にランプは3つ入っていますが、作業部屋と寝室の2箇所でしか使わないので、1つは予備の電球として保管しておきました。
ランプを照明器具にセットし、電源を入れる
箱から中身を取り出して、まずは、ランプを照明器具にセットして電源を入れます。
Hueブリッジに電源アダプタ・Wi-Fiルーターを接続する
次に、Hue ブリッジをWi-Fiルーターに接続して電源をつけておきます。
こんな感じですね。難しい操作は何もありません。
HueアプリをAppStoreからダウンロード
ハードの設定はこれで終了です。次に照明をコントロールする「Hueアプリ」をAppStoreからダウンロードします。
「Hueアプリ」のチュートリアルに沿って設定
ここからは、「Hueアプリ」のチュートリアルに沿って設定していくだけです。
Hueは各ランプごとに1,600万以上の色が再現できます。
ライトレシピという、4つのプリセットがあります。「くつろぐ」「集中する」「本を読む」「やる気を出す」といったシーンに最適です。
スマートフォンやタブレットに入っている写真から色を選択し、ランプで再現します。
スケジュールやタイマーを設定しておけば、外出時にもご自宅のあかりをつけたり、消したりできます。
そして、もう真っ暗な家に帰る必要はありません。
Hueは一緒に動作する製品ファミリーです。
ブリッジのボタンを押して設定完了
説明を見終わったら、「ブリッジのボタンを押してください」と出るので、ボタンを押します。
ブリッジとランプが接続されたら準備完了です。
アプリのランプ画面が開くとランプの一覧が表示されます。
1つのブリッジで50個のランプを設定することができ、ランプを追加したらここに表示されるわけですね。
初期の状態では3つのランプが登録されています。
ランプの色を変える
次にランプの色を変えてみます。アプリの画面の左上をタップします。
シーンをタップします。
すると、「夕焼け」「色鉛筆」「ひなちゃん」「くつろぐ」「集中する」「ビーチ」「スキー」など、場面やシーンごとの照明の一覧が選択できます。
例えば、集中したいときには、「集中する」をタップすると寒色系の色に変化し、「くつろぐ」をタップすると暖色系の色に変化します。
選択すると、照明の強さも調整することができます。
実際にやってみると・・・
のんびり
くつろぎたいときにはこれ。うっすらオレンジ色。不思議と眠くなってきます。
深海
深海を選択すると、ダークブルーに。かなり怪しい雰囲気になります。
やる気を出す
やる気を出すときにはこれ。白に近い青色。この色にすると目が冴えてきます。
作業をするときなんかは、この色が良いのかも。
シーンを選択して色を変えるだけでなく、撮影した写真から色を選択したり、自分で色のレシピを作ったりすることもできます。
再現できる色は1,600万色以上ということなので、だいたいの色は再現できるようです。
ブリッジは直径30メートル圏内であれば操作可能
あと、ブリッジの操作が効く範囲ですが、だいたいブリッジから30メートル以内ならコントロールできるとのこと。
私の自宅は2階建で、1階の端の部屋にブリッジを置いていますが、普通に2階で操作できました。
自宅で利用する場合は、よっぽど広い豪邸じゃない限り1台で十分そうです。
Siriで操作する場合
Siriで操作する場合、まずは初期設定をしましょう。
まず、「設定」をタップします。
Siri 音声コントロールをタップします。
すると、シーンを選択する画面が出てくるので、Siriでコントロールしたいシーンをタップで選択します。
チェックボックスが入っているシーンをSiriでコントロールできるようになります。
あとは、Siriを起動して命令するだけ。
操作時の命令
- 照明をつける:「照明つけて」
- 照明を消す:「照明を消して」
- シーンを選んでつける「セット+シーン名」(例:セット つくろぐ)
利用頻度が多そうなのは、この3つの命令ですね。照明の強さや色を指定することもできるみたいですよ。
HomeKitで連携すると更にいろんなことができるらしい!
ちなみに、僕はスマートLED照明だけしか買ってないので照明のコントロールだけしかできませんが、冒頭にも書いた「HomeKit」と連携させると、更に色んなことができるようです。
こちらのブログで家電をSiriで操作できるようにしたという強者がいらっしゃいました。
Siriで部屋中の家電を操作できるようにして未来のお部屋を作ってみた – ワタナベ書店
これまであんまり、スマート照明に興味がなくて知らなかったのですが、技術はすげー進歩してますね。
実際に使ってみると、「すげー!!すげー!!」連続ですよ。今日だけで100回くらいは言ってそうですw
まとめ
今日は「Philips hue」が届いてからずーっとランプで遊んでたんですが、人間って思ってる以上に照明に影響されやすいんですよね。
黄色っぽい暖色系の色にすると、だんだん眠くなってくるし、白や青の寒色系の色にすると目が冴えてくる。これほんと不思議。
ちなみに、今回ご紹介した「スマートLED照明」の「Philips Hue」は、メンタリストのDaigo氏も愛用しているようで、自分自信のパフォーマンスを最大限に発揮するために、心理学的な観点から時間にあわせて照明の色を変えているそうです。
朝が苦手で起きるのが辛いという方、夜の寝付きが悪いという方、はたまた、フリーランスで自宅で仕事をされていて、もっと仕事のパフォーマンスをあげたいという方は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。