こんにちは、ショウゴです。
先日、京都難病支援パッショーネさん主催の難病カフェシンポジウムにゲストとして呼んでいただき参加してきました。
4月30日に【難病カフェシンポジウム】を無事に開催出来ました!
たくさんの方に参加していただき、誠にありがとうございました!
難病カフェ主催者さんの悩みやこれからのことについて語っていただきましたよ。
将来、全国の難病カフェが繋がってお話しする場を作ろう! pic.twitter.com/hKQUyhZJX3— NPO法人京都難病支援パッショーネ (@npo_passione) May 2, 2022
難病カフェを主催されている皆さんが集まっていたので、主催側の悩みや課題、今後の活動について色々と聞くことができました。
最近は各地で開催されるようになってきた難病カフェですが、主催者同士が集まるって意外となかったので、これを機会に横のネットワークを広げていきたいなと感じました。
さて、少し話は変わりますが、他の難病カフェの主催者さんや参加された方の話を聞く中で、住んでる地域に難病カフェがないので自分でやろうと思っている方がいることを知りました。
一応、自分もゆるく適当にではありますが、難病カフェを何年かやってきたので、これから難病カフェを始めようとされている方に、運営の実務的な部分の話をまとめてみました。
難病カフェの開催場所をどうするか
難病カフェを開催するには、静かで落ち着いて話せる場所が必要です。
難病カフェ大阪では最初の頃はちょっとしたイベントとして企画していたので、その都度レンタルスペースを借りて開催していました。
印象的だったのはお寺のスペースを借りた時。有料で茶菓子も提供したのですが、これはかなり評判が良かったです。
キャパ的には10名~20名くらいが余裕を持って入れるくらいの広さで、費用的には1回1万円~2万円くらい。最初の数回はお菓子も用意していた気がするので、場所代+お菓子代がかかってたかも。
場所に関しては、「レンタルスペース 地域名」とか「スペースマーケット」などで調べると色々出てくると思います。
お金をかけずにやる場合は、カフェを予約するとかでも良いですね。
カフェを予約する形であれば、参加者に飲食代の費用を負担していただく必要はあるものの、主催者側は費用負担もなく手間も少ないため手軽に開催できます。
ただ、難病というセンシティブな話をする場なので、他のお客さんもいる開放的な空間では話にくい人もいるだろうと思い、自分はこのやり方をしませんでした。
この辺は主催側のさじ加減だと思います。
最初の方はレンタルスペースでしていましたが、活動を継続していく中で、場所を使っていいよと言ってくださる方にお声かけいただき、そこからはずっとその場所をお借りして開催しています。
開催の告知と案内について
場所を確保して難病カフェをやろうと思っても、ただ難病カフェやりますと言っただけでは来てもらえないので、しっかり告知をするのが大事。
難病カフェ大阪では、ブログとツイッターでの案内と、最初はチラシを作って会う人に配ったりもしていましたが、チラシを配ったりするのはマンパワー的にきつかったのでやめました。余裕があるならたぶんやったほうが良いです。
これは開催してからわかったことですが、難病カフェ大阪に来てくれた人に話を聞くと大体ブログかツイッターを見て来てくれていたので、途中からはブログとツイッターのみで案内していました。
病気に関する情報をツイッターで収集している方は多いので、特にツイッターで案内するのはおすすめ。
あとはブログなどで病気の体験談などを書いておくと人となりが見えて来てもらいやすいと思います。
知らない人のイベントに参加するのって心理的なハードルが高いので、自分のことを知っておいてもらうという意味でも重要。
あと告知をするとき自分は以下の点を意識してやっていました。
- 誰が主催しているのか顔が見えるようにする
- 何を話すのか、集まって何をするのかきちんと書く
- どういった人に来てほしいのかをはっきり書く
- 人に見てもらえる場所で何度も案内する
どういった人に来てほしいのかを書くのも大事ですね。
難病カフェ大阪は単に愚痴るだけの場にはしたくなかったので、価値ある情報を共有できる場にしていきましょう的なことを書いていました。
これは何度か開催して感じたことですが、この辺の主催側の価値観によって、参加する人の層は結構変わります。
難病カフェの案内から開催までの話
ここからは当日に向けての準備と開催当日とかの話です。
自分がやっていた方法を参考までに載せておきます。
参加申し込みの方法
基本的に難病カフェなどのイベントは会場のキャパに制限があると思うので、事前に参加申込みを受け付けておく必要があります。
参加申し込みの受付はGoogleフォームを利用するのが一番楽。
Googleフォームで申込みフォームを作っておき、名前、メールアドレス、病名や症状等、必要な項目を用意しておいて入力して送信してもらいます。
病気に関しては、参加者の身体状況によっては運営側が配慮しておくこともあったりするので、この辺はしっかり書いてもらったほうが良いです。
Googleフォームで申し込みされたデータは、スプレッドシートに転記される形にしておけば、申込みが送信される度に自動で参加者リストが更新されます。
あとは開催前日に参加者申込みしてくれた方のアドレスに一括でリマインドメールを送信するという流れ。
「ネットが使えない人への配慮も必要なのでは」といった意見もありそうですが、難病カフェ大阪ではWEBの申込みフォームからの受付のみにしていました。
運営は全部ひとりでやっているので作業工数削減のため、というのが一番の理由ですが、難病とか体力がない人ほどネットとかはガンガン使っていくべきだと思っているので、そういうのに慣れてもらうために、わざとそういうやり方にしているってのもありますね。
開催当日の話
ここからは開催日当日の話です。
開催当日は以下のものを用意しておくと良いかなと思います。
- 参加者リスト(出席確認)
- 開催後のアンケート用紙
- モバイルスピーカー(BGMを流す場合)
- 記録用のカメラ(撮影する場合は参加者の皆さんに事前確認)
- オープニングで何かする場合はその準備
場の雰囲気づくりにこだわるならモバイルスピーカーを用意してBGMを流したりするのもありですね。
モバイルスピーカーは安いものだと5,000円くらいで買えます。自分はたまたま持っていただけなので普通にスマホでも良いです。
ただ、音楽関係は著作権があるので、イベントで使っても大丈夫なフリーのBGMや音源を流すようにしましょう。
こちらのサイトでダウンロードできるBGMはイベントでの利用も可能みたいです。(利用規約を要確認)
開催後のアンケートも忘れずに
難病カフェの開催が終わったらきちんとアンケートを配ってその場で書いてもらうようにします。
当日あまり話をされていなかった方でも、アンケートではめっちゃ書いてくれてたりします。
何より参加された皆さんの感想が聞けるし、次の開催をする際の参考になるので、忘れずにアンケートをお願いしておきましょう。
まとめ
自分は難病カフェをこういう感じでやっていたよという実務的な部分のお話でした。
基本的にはイベント運営なので、やることはイベント運営と何ら変わりありません。
開催にあたっては資金面の問題もあるのですが、これは正直自分も上手くやりくりできていないので書くのはやめました。
お金周りの話は自分が上手くやりくりできるようになってから書こうかなと思います。
これから難病カフェやろうかなって考えている方の参考になれば。