こんにちは、ショウゴ(@gorian91)です。
現在僕はiMacをメインマシンとして使っているのですが、このiMacとは別にパソコンが必要になったので、以前使っていたMac mini(Mid2011)をメンテナンスして再利用することに。
ただ、Mac miniは7年くらい前に買ったもので、それなりにガタが来ていて起動するにも時間がかかるし、ちょっとフォルダやファイルを開くだけでもめっちゃ時間がかかる状態。
さすがにそのままだと使い物にならないので、動作が遅い原因であるHDDをSSDに換装(交換)してみることにしました。
Mac miniのHDDをSSDに換装する
パソコンを長く使っていると少しずつ動作が遅くなってきたりすると思うのですが、その原因の多くはHDDであることが多いです。
HDDは中にあるディスクが回っていてそこに磁気ヘッドを動かして物理的にアクセスしているので、何年も使っているとディスクが消耗し、データの読み書きに時間がかかったりするようになります。
今回はその消耗して動作が遅くなってしまった古いHDDを新しいものに取り替えることで、動作が遅くなってしまったパソコンを再利用する形になります。
HDDを取り替える前の準備
事前準備としてMacのデータを移行させる場合はバックアップを取ります。
ただ、今回は必要なデータは既に保存しているので、バックアップは取らずに作業を行います。
SSDと特殊ドライバーを用意する
交換するにあたって必要なものは、新しいHDDとMac miniを分解するための特殊ドライバーです。
今回は動作をなるべく早くしたいので500GBのSSDにしました。2.5インチの内蔵型です。
SSDはHDDと同じパソコンの記憶装置ですが、物理的にディスクにアクセスするHDDとは構造が異なり、物理的にデータにアクセスするわけではないので、HDDに比べて衝撃に強い、発熱や消費電力が少ない、データの読み書きの速度が早い、作動音が小さいなどの特徴があります。
その分HDDに比べると高価ですが、最近はHDDとそれほど値段も大きく変わらなくなり、安く手に入るようになっています。
ただ、安すぎるやつはエラーが出たり不具合が出たりするみたいだったので、それなりに信頼できそうなSamsungのやつにしました。
分解するための特殊ドライバーはこちらを利用。
Mac miniのHDD交換をされていた方が紹介していたものです。
掃除をしながらMac miniを分解
では早速作業を開始。
本体の裏側にある黒い丸の部分を回すと分解できます。
さすがに何年も掃除していなかったのでホコリが溜まっていますね。
ついでに中身を掃除しながら分解していきます。
まずは冷却ファンを取り外します。
ファンの周りに3箇所ネジが止めてあるので、緩めてから取り外します。
取り外すときはファンの上部にケーブルが繋がっているので、ちぎってしまわないように丁寧に取り外します。
ファンを取り外したら、次は上にある網目の部分を外します。
全部で4箇所のネジで固定されています。
こちらもファンと同様に、左上にケーブルがつながっているので、そこに注意しつつ取り外します。
肝心なところを取り忘れましたが、この網目の部分を外すとその下にHDDが接続されているので、手前に引きながらHDDを取り外します。
これで取り外しができました。
雑に作業をしすぎたら一部破損してしまいましたが、動作にはそれほど影響なさそうな場所なのでまぁ大丈夫でしょう。
ハードディスクに付いてるケーブルみたいな部分はあとで利用するので取り外しておきます。
HDDをSSDに交換する
これでHDDを取り出すことができたので、新しく購入したSSDに交換していきます。
先程取り外したケーブルを新しいSSDに接続してから、先程HDDが入っていた場所に入れていきます。
スペースは結構ギリギリなので、中に入れるのに少し手間がかかりましたが、無事入りました。
あとは基盤に接続をしてネジで止めて、元通りに戻せばOKです。
分解するだけだし簡単だと思いきや、それぞれのパーツがピッタリと組み込まれていてパーツを取ったり付けたりするのに時間がかかりました。
Mac miniをリカバリーモードで起動してSSDをフォーマットする
SSDの換装作業が終わったらあとはパソコンを起動して設定をしていきます。
SSDを新しく入れ替えた状態では、OSが入っていないので、電源ボタンを押してすぐに「⌘+R」のキーを押してリカバリーモードで起動します。
地球儀がくるくると回る画面が出てくればOKです。
少し時間がかかりましたが、無事に起動しました。
まずは「ディスクユーティリティー」を選択してSSDをフォーマットしていきます。
交換したSSDが表示されるので、「消去」という項目をクリック。
フォーマットを「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」に設定し、名前を入力します。
名前はなんでも良いので今回は「Mac mini SSD 500GB」としておきました。
名前を入力したら右下の「消去」をクリックします。
これでフォーマットは完了です。
あとは一つ前の画面に戻ってOSのインストールをします。
OS Xユーティリティの「OS Xを再インストール」を選び「続ける」をクリックします。
あとは画面の順序に従ってインストールすれば作業完了です。
HDDをSSDに交換したら動作速度が元通りに
SSDに交換後、パソコンを起動してみると、元通りになるどころか動作がめっちゃ早くなりました。
以前は、パソコンの起動も遅くファイルを開いたりするだけでも時間がかかっていたのですが、そういう動作のモッサリした感じは一切なくなりサクサク動くようになりました。
突然エラーが出て使えなくなることもあるそうなので、あと何年持つかはわかりませんが、これでまたしばらくの間は使うことができそうです。
新しくパソコンを買ったら十万以上はかかると思いますが、今回はSSDが6,900円と特殊ドライバー980円で8,000円弱で古いPCが復活したので良かったです。