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筋ジストロフィーで軽度身体障害の私が、デート前に行っている下調べとその方法

まだ手をつなぐのもぎこちない二人 雑記

こんにちは、Gorian91(@gorian91)です。

ベッカー型の筋ジストロフィーという病気は、筋力が低下する病気で、ぱっと見細いだけで難病だとわかりません。

ぱっと見普通に見えるのは良いことじゃないの?」と思う方もいると思いますし、実際、そういう部分もあります。

でも、ぱっと見普通に見えてしまうからこその悩みもあるんですね。そのひとつが、女の子とデートをするときです。

男としては女の子をリードしたいと思いますし、お互い楽しい時間にするために色々と策を講じたいと考えます。

でも、僕みたいな軽度身体障害者の場合、「移動」という問題が立ちはだかります。

健康な人なら全く問題のない道でも、筋力が低下していると移動が大変だったりします。まだお互いのことをあまり知らない状態で、坂道を歩くだけでハァハァ息を切らしていたら、

 

「大丈夫?体調悪いの?」

 

と心配されます。

そうならないためにも、僕はデート前には色々と下調べをしたりしていました。今回は、僕がデート前にどういう手段で情報を集め、下調べをしていたのかをご紹介しようと思います。

徹底的に下調べで、階段のないルートを頭に叩き込む

まず一つ目は、徹底的な下調べです。階段があると体調を心配されてしまうので、移動に不安のないルートを必ず探すようにしています。

どこの駅のどのルートを通れば、階段を避けることができるのか。どこのお店を選べば、段差がなくたどり着けるのか。どんな小さな段差も見逃しません。

たまにお店の中に段差があることもあるので、不安なときはお店に直接連絡して確かめます。ここまでやれば基本大丈夫です。おかげさまで、駅のバリアフリー状況には人一倍詳しくなりました。

実際、徹底的に調べていけば、案外なんとかなるもんなんですね。調べる際に活用しているツールやサービスを併せてご紹介します。

 

「GoogleMapストリートビュー」で路面状況をチェック

Googleストリートビューで段差チェック

Googleストリートビューで段差チェック

一番よく使うのは「Google MAP」です。グーグルマップのストリートビューを使えば、路面の情報が写真で閲覧できるので、出かける前には必ずチェックするようにしています。

スマホをお持ちの方は、みんな活用されていると思います。このサービスは障害のある方にとって、本当に素晴らしいサービスだと思います。

 

「らくらくおでかけネット」で電車の乗り換えルート確認

らくらくお出かけネットで駅のバリアフリー情報をチェック

らくらくお出かけネットで駅のバリアフリー情報をチェック

初めての場所に電車で行くときは、駅・ターミナルのバリアフリー情報サイト「らくらくおでかけネット」を活用します。

らくらくおでかけネット」では、駅・ターミナルのバリアフリー経路情報や駅構内図を検索することができます。

駅、空港、バス、旅客船に対応、全国の情報が検索できるので、公共交通機関を使った移動ならこれを使って調べておけば安心です。

「Yelp」「食べログ」で、お店とその周辺情報をチェック

「Yelp」「食べログ」で、お店とその周辺情報をチェック

「Yelp」「食べログ」で、お店とその周辺情報をチェック

もうひとつ、重要なのは、お店のバリアフリー情報です。

オシャレで良さそうだなぁと思っても、お店の入り口が階段だったり段差があって入れなかった・・・・、という経験は、身体障害者の方なら一度は経験したことがあるはず。

そうならないために、僕が活用しているのは、「食べログ」と「Yelp」です。

食べログ」は飲食店の口コミサービスで、口コミやお店の写真が投稿されているのが特徴です。「Yelp」も口コミサイトですが、こちらは食べログとは違い、飲食店だけでなくあらゆる施設や店舗の口コミ・写真が投稿されています。

どちらもお店の写真が豊富に投稿されているので、投稿されている写真や口コミから段差はあるのか、車椅子でも入れるのかなどを調べます。

僕の場合は、まず「Yelp」を使ってお店を調べて写真をチェックし、もし投稿されていなければ「食べログ」で確認するという手順です。それでも実際の状況がわからない場合は直接店舗に連絡を入れて確認をしておきます。

ちなみに「Yelp」はアメリカ発のサービスで、世界各国で利用されているので、海外旅行に行く方は入れておくとかなり便利ですよ。使い方はこちらの記事で解説しています。

世界25ヶ国でガンガン使える!総合口コミサイト「Yelp」の基本操作と楽しみ方

電車ではなく、車を使う

電車ではなく、車を使う

電車ではなく、車を使う

とまぁ、僕はこんなツールやサービスを使ってデート前に情報を調べています。

あと、これは障害の程度にもよりますが、電車じゃなくて車を使うのもありです。

車で行ける場所は、階段を使う上下の移動が少ないので便利なんですよね。

駐車料金やガソリン代など、諸々のお金はかかりますが、電車での移動が困難なら車での移動を選択肢に入れるのは大いにアリだと思います。

僕も最近は移動がしんどくなってきたので、もっぱら車での移動がメインになっています。

最初から病気のことを言っていれば問題ないでしょうけど、言い出すタイミングは見極めないと続かなかったりしますからね。

まとめ

僕の場合、今はパートナーとの付き合いが長くなって、相手も僕の体の状態を知っているので、坂道で移動が大変なときは引っ張ってもらったり、荷物がたくさんあるときは、荷物を持ってもらったりしてサポートしてもらっています。

そのおかげで、多少情報不足でもパートナーの力を借りれば、どこにでも安心して行けるようになりましたし、これまで入念に行っていた下調べをする必要性も薄れています。

最近は僕が荷物を持とうとしたら、強引に奪われそうになるので適度に甘えるように心がけています。笑

お互いのことを理解して、信頼関係が成り立っているのなら、お互いサポートし合えば良いと思いますが、最初のうちはなかなかそうはいかないと思います。

そんなときに、自分なりに情報収集をしておけば多少なりとも不安は軽減できると思うので、今回紹介した方法を参考にしてもらえたらと思います。

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